初対面の宴席につきものなのが、ふとした瞬間に訪れる重苦しい沈黙だ。お互いに気を使い、どんな話題を振ればよいのか探り合う時間は、思いのほか長く感じるもの。そこに1冊の冊子があるだけで、空気は一変する。参加者の視線が自然と手元に集まり、面と向かって目を合わせ続ける圧迫感が和らぐからだ。
さらに、互いの出身地、子供時代の笑えるエピソード、趣味、ペットの話題などを写真付きで載せておけば、それがそのまま格好のトークテーマになる。「お父様もゴルフがお好きなんですね」「子供の頃はこんなわんぱく少年だったんですか」といった会話が自然発生し、事前の準備なしでは生まれなかったであろう深い交流がその場で広がる。
また、食事会のタイムスケジュールやふたりの今後の挙式予定を明記しておくことで、「これからどう進行するのだろう」という親側の不安を解消できるメリットも大きい。口頭だけでは伝えきれない感謝や将来への決意を形にして提示できる点が、現代のカップルに選ばれ続けている最大の実用価値といえる。