ネット上のコミュニティやSNSで定期的に話題となる「レディーボーデン 業務スーパー 売ってない」という言説。結論から言えば、この噂は流通の構造上、大半の店舗において「事実」に極めて近い実態を示しています。全国に1,000店舗以上を展開する業務スーパーですが、大手ナショナルブランド(NB)であるロッテのレディーボーデン取扱店舗として本部が一括で全店配荷しているわけではありません。
業務スーパーの店舗運営は、親会社である神戸物産の直営ではなく、地方のメガフランチャイジー企業が運営するフランチャイズシステムが主流です。そのため、冷凍食品やアイスクリームの棚割りは各加盟企業の仕入れルートに委ねられています。一部のFC企業が独自ルートで仕入れている極めて稀なケースを除き、定番棚にレディーボーデンが常時並ぶ光景はまず見られません。消費者が「売り切れている」と認識しているケースの多くは、一時的な在庫切れではなく「そもそも取り扱い枠が存在しない」という陳列上の都合が背景にあります。
また、店舗スタッフへのヒアリングや現場観察のデータによると、冷凍平ケースのスペースは回転率が高く利益率の計算しやすいPB商品や、低価格帯のラクトアイスで占有されています。プレミアム価格帯に位置付けられるレディーボーデンは、ディスカウントを前提とする業務スーパーのMD(マーチャンダイジング)戦略と合致しにくく、これが「店頭で見つからない」最大の要因となっています。