ナス栽培で警戒すべき害虫は、葉の裏に群がるアブラムシと、高温乾燥期に発生して葉を白っぽくかすり状にするハダニです。ハダニは乾燥を好むため、日頃の水やりの際に葉の裏側へもシャワーを当てる「葉水(はみず)」を行うことで、薬剤に頼らずとも発生密度を大幅に抑制できます。
病気に関しては、葉に白い粉をまぶしたようになるうどんこ病や、株の片側から葉が黄色く枯れ上がる半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)に注意を払わなければなりません。泥はねが病原菌を運ぶため、株元にワラやマルチングシートを敷き詰めて土の跳ね返りを徹底ガードします。
収穫時期の見極めは、品種本来のサイズ(中長ナスなら10〜12cm程度)に達し、果皮にピカピカとした張りや艶があるうちに行います。ヘタのトゲが指に刺さるほど鋭い状態こそが、最高鮮度の証拠です。収穫が遅れると果実内部に種ができて食味が極端に落ちるだけでなく、株全体に余計な負担をかけて次の実がつかなくなるため、「少し若め」の段階でハサミを入れて朝のうちに収穫するのが長持ちさせる鉄則です。