階段の起点となる拠点施設「浄蓮の滝観光センター」の評判をリサーチすると、ドライブインとしての機能以上の充実ぶりに高評価が集まっています。伊豆の銘菓やお茶はもちろん、地元栽培の生わさび一本丸ごとの直売や、わさび漬け、わさびドレッシングなど多彩なわさび加工品が並び、試食コーナーも活況を呈しています。
併設のレストランでは伊豆の天城軍鶏や清流育ちの鮎・アマゴ料理を味わうことができ、ドライブ休憩の拠点として盤石の体制です。ただし、車で訪れる観光客にとって頭を悩ませるのが浄蓮の滝駐車場の混雑状況です。
普通車約100台前後を収容できる無料駐車場を完備しているものの、国道414号は片側1車線の山岳連絡道路であるため、紅葉シーズンや春の大型連休の11時から14時半にかけては右折進入待ちの渋滞が発生し、身動きが取れなくなるケースが頻発します。現場を快適に楽しむための裏ワザは至極明快で、「午前9時〜10時の早い時間帯に現着する」こと、あるいは宿泊地をチェックアウトして帰路につく観光客が引き上げる「15時半以降を狙う」ことです。朝早い時間の滝壺は訪問客もまばらで、凛とした冷気と鳥の囀り、水煙による光芒のコントラストを独占できる絶好のシャッターチャンスとなります。
一方、公共交通機関を利用する場合は、伊豆箱根鉄道駿豆線の終点・修善寺駅から東海バス(河津駅行き、新滝平行きなど)を利用します。バス停「浄蓮の滝」下車すぐの好立地ですが、平日は1時間に1〜2本、土日祝でも限られた便数しか運行されていません。帰りのバス時刻表をあらかじめスマートフォンで撮影しておき、階段の昇降時間15分を見越して集合スケジュールを組み立てることが、タイムロスを防ぐ最大の防壁です。