人造人間20号を語る上で欠かせないのが、同時期に出撃した人造人間19号との関係性と、その特異な駆動システムです。両者には明確な構造上の違いが存在します。
19号が無から作られた「完全な人工知能ロボット」であるのに対し、20号は「人間の脳を移植したサイボーグ」です。両機共通の最大の特徴は、手のひらに埋め込まれた赤い球体パーツによるエネルギー吸収能力にありました。
相手の肉体に直接触れるか、放たれた気功波を受け止めることで、相手のパワーを瞬時に自分のエネルギーへ変換・吸収します。作中ではヤムチャの胸を貫いて生命力を吸い尽くし、悟空が放ったかめはめ波も難なく無力化してみせました。
しかし、このシステムには致命的な欠点が存在しました。「相手に触れられない、あるいは気弾を撃ってこない純粋な肉弾戦」ではエネルギーを補充できない点です。さらに、気を感じ取ることができずスカウターのように視覚センサーの数値に依存していたため、気を瞬時に増減させるZ戦士たちの真の潜在能力を見誤る原因となりました。