栗林忠道の名言に秘められた真意とは?硫黄島の手紙と覚悟の真相

栗林忠道の名言に秘められた真意とは?硫黄島の手紙と覚悟の真相

栗林忠道の名言に秘められた真意とは?硫黄島の手紙と覚悟の真相の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

1945年3月17日、硫黄島守備隊の組織的抵抗が最終局面を迎えるなか、栗林忠道中将(当時)は全部隊へ向けて「最後の訓示」を発令しました。その結びに刻まれていたのが、軍事史に刻まれる屈指の名言です。

「予は常に諸子の先頭にあり」

当時の日本軍において、司令官は地下壕の奥深くに留まり、部下に玉砕を命じるのが通例でした。しかし栗林は、階級章を外し、軍刀を手に取り、生き残った将兵とともに最後の夜間総攻撃の先頭に立ちました。長野県松代町の武家に生まれ、陸軍士官学校(26期)・陸軍大学校(35期次席)を優秀な成績で卒業したエリート軍人でありながら、特権意識を完全に捨て去っていたのです。 また、長男・太郎へ宛てた1944年11月27日の手紙には、次のような言葉が遺されています。

「男には『意思』の強固と云う事が何より大切である。意志の弱い男は何が出来ても役に立たない」

硫黄島からの生還が絶望的であることを悟りながらも、残された息子に向けて父親としての誇りと教育的示唆を伝えたこの一節は、彼の人格形成の根底に強固な責任感と理性が存在していたことを物語っています。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。