漢字「機」の筆順を正しく理解するには、パーツごとに分解してリズムを掴むことが最も効果的です。全体は「木偏(4画)」と「幾(12画)」の2大ブロックで構成されています。
手元に紙とペンを用意し、以下の16ステップの筆の運びを頭の中でイメージしながら確認してみてください。
第1ブロック:木偏(1画〜4画)
まずは部首である木偏から書き進めます。
1画目:左から右へ短めの横画をやや右上がりに引きます。
2画目:横画の中央やや右寄りを貫くように、上から下へまっすぐ縦画を下ろします。
3画目:縦画と横画の交差点付近から、左下へ向けてスッと払います。
4画目:交差点の右側から、つくりの邪魔にならないよう小さく「点(止め)」を打ちます。※右払いにせず止めるのが木偏の鉄則です。
第2ブロック:つくりの上部「幺(よう)×2」(5画〜10画)
続いて、つくりの上部に並ぶ2つの「幺」を書きます。必ず「左側」から先に書くのがルールです。
5画目(左の幺・1画目):左上から左下へ短く払います。
6画目(左の幺・2画目):払いの終点から右上がりに折り返し、そのまま左下へ引いて再び右へ折れます(「く」の字を連続させるイメージ)。
7画目(左の幺・3画目):右下にしっかりと点を打ちます。
8画目〜10画目(右の幺):左側と全く同じ手順で、右隣に並べるように5〜7画目を繰り返します。
第3ブロック:つくりの下部「戈」と「人」(11画〜16画)
ここが最も書き順のミスが多発する核心部です。
11画目:2つの幺の隙間(下部中央)から、左下に向かって短く払います(ノの字)。
12画目:右の幺の下あたりから、右へ向かって横画を引きます。
13画目:12画目の横画を突き抜けるように上から入り、右下へ大きく弓なりに反らせてから、力強く上へ跳ねます(戈の主画)。
14画目:11画目の払いの下あたりから、左下へ払います(「人」の左払い)。
15画目:14画目と交差させて、右下へ長く払います(「人」の右払い)。
16画目:最後に、右上(13画目の書き始めの右上あたり)に鋭く点を打ちます。