「関西で今、最も行くべき美術館はどこか」という問いに対して、カルチャー関係者や美術愛好家が一様に挙げるのが、都市の再生を象徴するフラッグシップ拠点です。その筆頭が、大阪・中之島エリアの文化的中核を担う存在として定着した大阪中之島美術館です。オープン以来、大阪中之島美術館の評判を現場で検証すると、遠藤克彦氏の設計による漆黒のキューブ型外観「パサージュ」が生み出す開放的な空間設計と、近現代美術からデザインまでを網羅する企画力の高さに対して、90%以上の来館者が高評価を寄せています。
一方、古都・京都において圧倒的な求心力を誇るのが京都市京セラ美術館です。昭和初期の歴史的建築を青木淳氏と西澤徹夫氏が見事にリノベーションしたこの空間は、伝統と革新が交差する独自の景観を作り出しました。京都市京セラ美術館の見どころは、地下エントランス「ガラス・リボン」から本館へと続く滑らかな空間体験、そして四季の移ろいを映す日本庭園にあります。歴史的意匠を損なわずに現代アートの巨大インスタレーションを受容できる懐の深さが、国内外の観光客を惹きつけて止みません。
さらに、大阪のウォーターフロントや京都の岡崎地区をはじめ、関西のアートスポットでは現代アートを中心とした大型企画展が目白押しです。単なる作品展示ではなく、鑑賞者が空間の中に身を投じる没入型の演出が増加しており、知的好奇心を満たす週末のデスティネーションとして確固たる地位を確立しています。