沢口靖子の原点を語る上で欠かせないのが、1984年に開催された「第1回東宝シンデレラオーディション」です。応募総数3万1653人の中から初代グランプリに選ばれた彼女の美しさは、まさに映画界に激震を走らせました。
同年に映画『刑事物語3 潮騒の詩』で女優デビューを飾り、挿入歌で歌手デビューも果たすと、その圧倒的なビジュアルで瞬く間にトップアイドルの座へ駆け上がります。続く映画『ゴジラ』への出演や、1985年のNHK連続テレビ小説『澪つくし』では最高視聴率55.3%を記録。天真爛漫でありながら芯の強いヒロイン・かをる役を熱演し、日本中のお茶の間を虜にしました。
若い頃の写真や映像を振り返ると、日本人離れした目鼻立ちの整った顔立ちと、どこか浮世離れした清楚なオーラが際立っています。昭和から平成、令和へと時代が移り変わっても、当時の鮮烈な美しさは今なお伝説として語り継がれています。