ネット上の情報では「スマホさえあれば入院生活は余裕」と語られがちですが、現場には特有の制約と誤解が存在します。事前に把握しておくべき注意点を整理しました。
第1の誤解は、「病院のテレビカードは安上がり」という思い込みです。多くの病院に設置されている床頭台テレビはプリペイドカード式で、1枚1,000円あたり約10〜20時間しか視聴できません。1日中テレビをつけっぱなしにしていると、1週間で数千円から1万円近い出費になるケースがあります。長期入院であれば、月額数千円で通信し放題になるポケットWi-Fiレンタル入院サービスを利用し、手持ちのタブレットで動画を観る方が圧倒的にコストパフォーマンスに優れます。
第2の盲点は、「大部屋でのワイヤレスイヤホン紛失・充電切れ問題」です。完全ワイヤレスイヤホンはベッドの隙間やシーツの奥に落下しやすく、体調がすぐれない時に探すのは重労働です。また、病室の消灯後は充電器の抜き差しすら周囲に気を使います。予備として、100円ショップ等で購入できるコードの長い有線イヤホン(3m程度)を1本忍ばせておくことが、現場で最も役立つ防衛策となります。