ルーム単体の進化にとどまらず、空間そのもののあり方を刷新したのが「カラオケまねきねこ」を運営する株式会社コシダカホールディングスだ。飲食持ち込みの自由化を皮切りに、全室禁煙化、キッズルームやワーキングスペースの設置など、利用者の間口を極限まで広げてきた。日本の巨大なアミューズメント産業において、彼らが仕掛ける多目的空間戦略は一つの到達点を見せている。
終電を逃した都市生活者のシェルター、テレワークの拠点、あるいは推し活のためのプライベートシアター。深夜営業の規制緩和やインバウンド需要の回復とともに、都市のナイトタイムエコノミーを活性化させるハブとして、カラオケボックスが果たす役割は極めて大きい。