株式投資やメディア業界研究の現場では、カンテレに関してしばしば重大な誤解が見受けられます。代表的な2つの誤認を正していきます。
まず散見されるのが、「関西テレビはフジテレビの100%子会社である」という誤解です。実際にはフジ・メディア・ホールディングスの持ち株比率は約3分の1にとどまる持分法適用関連会社であり、完全子会社ではありません。歴代の社長にフジテレビ出身者だけでなくカンテレ生え抜きや地元財界とのパイプを持つ人物が就任していることからも分かる通り、番組制作方針や社風において極めて高い自主独立性を保っています。
もう一つの盲点は、「未公開株取引の勧誘トラブル」です。インターネット掲示板やSNS上で「非上場の関西テレビ株を特別に譲受できる」といった悪質な投資勧誘情報が出回ることが過去に報告されています。前述の通り、同社の株式譲渡には取締役会の承認が必要であり、素性の知れない個人投資家に正規のルートで株が渡ることは法的にあり得ません。詐欺や不透明な未公開株詐欺には厳重な警戒が求められます。