花沢類と小栗旬の20年|拒否の真相からF4の現在まで徹底解剖

花沢類と小栗旬の20年|拒否の真相からF4の現在まで徹底解剖

花沢類と小栗旬の20年|拒否の真相からF4の現在まで徹底解剖の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

現在でこそ誰もが認めるハマり役となった花沢類ですが、キャスティングが持ちかけられた当時、小栗旬の心中は激しく揺れていました。当時の小栗旬の年齢は22歳。名匠・蜷川幸雄氏の演出舞台に立ち、ストイックに演技論を突き詰めていた若き役者にとって、少女漫画の頂点に君臨する「超美形の御曹司」という役柄は、自身の目指す泥臭い演劇の方向性と真っ向から対立するものに映ったのです。

当時のインタビューや関係者の証言によると、オファーを受けた小栗は「少女漫画のキラキラした王子様キャラなんて自分には絶対に合わない」「ファンを失望させるだけだ」と強い抵抗感を示し、マネージャーに対して辞退の意向を伝えていたといいます。二次元での人気が圧倒的すぎるがゆえに、実写化に伴う原作ファンのバッシングを誰よりも危惧していたのは、他ならぬ小栗自身でした。

その頑なな態度を一変させたのが、小栗の実母と実姉の存在でした。相談を受けた姉から「あんた何様のつもり? お前は類タイプじゃないけど、花沢類ができるなら絶対やりなさい」と一喝され、母からも原作漫画の類がいかに素晴らしいかを力説されたことで、「身近な女性読者を納得させられるか」という役者としての挑戦心に火がついたと述懐しています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。