公式のコース解説でも示されている通り、岐阜スプリングゴルフクラブは「中・上級者におすすめの丘陵コース」として設計されています。総ヤード数だけを見れば極端に長いわけではありませんが、コースレート以上の難しさを感じさせる明確な構造的要因が3点存在します。
第1に、自然の山林を切り開いた起伏とアップダウンです。平坦なライから打てるセカンドショットは極めて少なく、強烈な左足上がりや爪先下がりのショットを常に要求されます。スイングの軸が少しでもブレれば即座にミスヒットに繋がり、斜面に沿ってボールが落ち葉や崖下へと転がり落ちます。
第2に、視界を遮るブラインドホールとドッグレッグの多さです。ティーイングエリアからグリーン面や落とし所が直接見えないレイアウトが随所に配置されており、カートのナビゲーションやコースガイドの確認を怠ると、ナイスショットがそのままトラブルになる危険を孕んでいます。ドライバーを握ってフルスイングする爽快感を求めるプレーヤーにとっては、アイアンやユーティリティでの刻みを強いられる設計がストレスに感じられる場面もあるでしょう。
第3に、アンジュレーションの効いたグリーンです。傾斜を正確に読み、上りのパットを残す位置にボールを運ばなければ、ファーストパットで大きなオーバーを犯し、3パットや4パットが頻発します。「岐阜スプリングゴルフクラブの難易度と真相」を一言で要約するならば、「飛ばし屋を拒絶し、番手選びと落とし所を計算し尽くす精密機械のようなゴルファーを称賛するテクニカルコース」といえます。