連敗記録が「104」に達した2021年7月場所、勝南桜は全敗で場所を終えた後、静かに現役引退を決断しました。服部桜の引退理由として公式に明かされたのは、長年にわたる土俵生活で蓄積した「首(頸椎)の痛みと体力的な限界」でした。
首の負傷は力士生命だけでなく、今後の日常生活にも重大な影響を及ぼしかねない危険な部位です。師匠の式秀親方と本人、そして家族が熟慮を重ねた結果、「これ以上無理を重ねて大きな後遺症を残す前に、新たな人生へ踏み出すべきだ」という判断に至りました。2021年8月7日、茨城県龍ケ崎市の式秀部屋で関係者に見守られながら断髪式が執り行われ、髷(まげ)にハサミが入れられました。
断髪式の際、式秀親方は「6年間、一度も腐ることなく土俵に上がり続けた彼の精神力と忍耐力は本物です。相撲界で培ったこの粘りは、これからの社会生活において最大の武器になる」と涙ながらにエールを送りました。
服部桜の現在(2026年最新動向)について、角界引退後の彼は相撲協会の関係職やタレント活動など表舞台には進出せず、一般人として故郷・神奈川県近郊で民間企業に勤務し、堅実な生活を送っています。相撲界を離れた後も、関係者を通じて「元気に社会人生活に適応している」と伝えられており、大相撲で経験した前代未聞の逆境とプレッシャーを乗り越えた経験が、現在の彼の誠実な仕事ぶりを支えています。