街が綺麗になり、便利になることを歓迎する声がある一方で、長年この街を見守ってきた人々の中には、割り切れない思いを抱える人も少なくない。いわゆる「メルパルクロス」だ。個性のない均一的な高層ビルが建ち並ぶことへの懸念も、地元コミュニティの掲示板などで散見される。
「どこにでもあるようなタワマンとチェーン店ばかりの街にはなってほしくない」と、近くで個人飲食店を営む30代の店主はこぼす。昭和の温かみがあったあの空間、少しレトロで誰もがふらりと立ち寄れた雰囲気を、新しい開発がいかに引き継げるか。新旧の調和こそが、このプロジェクトが地元に受け入れられるかどうかの分かれ道になるだろう。