「道の駅おおとう桜街道」が全国的な知名度を獲得した最大の起爆剤は、オープン当初からメディアを席巻した「1億円トイレ」の存在です。公衆トイレの常識を覆す豪奢なエントランスに足を踏み入れると、まず耳に飛び込んでくるのが優美な音色を奏でるクリスタルグランドピアノの自動演奏です。壁面には精緻な陶板画が配され、自然光が降り注ぐ中庭を望むガラス張りの設計は、まるで一流ホテルのラウンジを思わせます。「税金の無駄遣いではないか」という開所当時の批判的な世論をよそに、現在ではその清潔さと圧倒的な非日常感が観光客の心を掴み、大任町を象徴する屈指の集客マグネットとして機能しています。
もう一つの強力な核となっているのが、敷地内に併設された天然温泉「さくら館」です。大浴場には露天風呂をはじめ、薬湯、サウナ、さらには家族風呂まで完備されており、泉質は肌触りの柔らかいアルカリ性単純温泉。長距離ドライブの疲労を芯から解きほぐしてくれると評判です。利用者の口コミを検証すると、「入浴料もお手頃で、露天から眺める山並みが心地よい」「道の駅付属のレベルを完全に超越した本格スパ」といった高評価が圧倒的多数を占めています。豪華絢爛な演出と、生活に根ざした癒しのインフラが見事に融合した点こそ、この地が単なる休憩所にとどまらない最大の理由です。