Q1:公園で見つけた体長20mm前後の小さなメス。コクワガタとスジクワガタを最も簡単に見分ける方法は?
A1:背中(上翅)を明るい光の下で観察してください。背中に爪で引っ掻いたようなハッキリとした何本もの縦スジ(条線)があればスジクワガタです。スジが目立たず、全体に滑らかな光沢がある場合はコクワガタの小型個体です。また、アゴの内側にある小歯がギザギザと二股に分かれているのもスジクワガタの決定打となります。
Q2:カブトムシのメスとクワガタのメスを子供でも一瞬で見分けられるポイントはありますか?
A2:顔の前にある「ハサミ(アゴ)」と「背中のザラつき」を見てください。前に小さなハサミ(アゴ)が突き出ていればクワガタです。カブトムシのメスはアゴが突き出ておらず、頭の先が丸くなっており、背中全体がザラザラして毛が生えています。また、前足の幅が広くギザギザしたトゲが並んでいるのがカブトムシです。
Q3:野外で拾ったメスが交尾済み(持ち腹)かどうかは外見で判断できますか?
A3:外見だけで100%断定することは不可能ですが、行動と採集時期から高精度で推測できます。6月下旬〜7月に樹液や街灯に来ているメスは、90%以上の確率ですでにオスと交尾を済ませています。産卵木をセットしたケースにメス単独で入れ、1〜2週間後にケース底面や木の中に削りカス(木くず)を精力的に埋め戻す行動が見られれば、間違いなく有精卵を抱えている証拠です。
Q4:前胸背板や脚のトゲを見る際、ルーペや虫眼鏡は必要ですか?
A4:肉眼でも十分判別可能ですが、10倍程度の安価な小型ルーペや、スマートフォンのカメラのマクロモード(接写拡大)を使うと驚くほど明瞭に確認できます。特に中脚・後脚の脛節に生えている細かなトゲの数(1本か複数本か)や、アゴの内歯形状は、スマホで撮影してピンチアウト(拡大)するのが現場で最も手軽でおすすめです。