ネット上の掲示板やSNSでは、時折「SixTONESのメンバーカラーは事務所上層部が商業的意図で決定した」「CDデビュー時に一度変更されそうになった」という言説が散見されます。しかし、これらの多くは事実関係を取り違えた誤解です。
第一の誤解は、「メンバーカラーの公式発表日」に関する混同です。SixTONESには、ある特定の日に記者会見を開いて「今日からこの色です」と宣言したような瞬間は存在しません。2015年の結成初期の雑誌掲載やオリジナル曲披露の過程でメンバーが自主的に色を選び、それが2018年3月の「ジャニーズJr.チャンネル」開設に伴う自己紹介や公式プロフィール記載を通じて、既成事実として強固に定着していったのが実態です。
第二の誤解は、「松村北斗の黒は不吉だから白に変えさせられそうになった」という噂です。実際には、衣装スタッフが舞台上での視認性を考慮して「白の方が映えるのではないか」と提案したことはあったものの、松村さん本人が「自分を形作る色は黒以外にない」と頑なに譲りませんでした。結果として、その頑固なまでのこだわりが、映画やドラマで日本アカデミー賞をはじめとする数々の賞を受賞する現在の「俳優・松村北斗」のミステリアスなブランド価値を築く決定打となりました。
彼らの配色は、大人が押し付けたマーケティングの産物ではなく、泥臭い反骨精神の中でメンバー自身が選び取った「戦闘服」だったのです。