かつて「自分は結婚に向いていない」「一人で過ごす時間が何よりの癒やしだ」と冗談めかして語っていた姿を覚えている人も多いだろう。長年放送されている名物番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)でも、リスナーに向けて自身の癖のあるライフスタイルを面白おかしく明かす場面がたびたび話題となっていた。
しかし、過去の密着取材やインタビューを振り返ると、ストイックすぎる仕事への向き合い方の裏で「安らぎの場」を密かに欲していた本音が透けて見える。プロとして完璧を追い求めるあまり、私生活での孤独や緊張感を長年抱え続けていた彼が、自分を飾らずに素のままでいられる居場所を見つけたこと。それこそが、独身主義を返上させた最大の決定打だった。