過酷な大地を生き抜く「乾燥帯の国」一覧と驚きの生活の知恵

過酷な大地を生き抜く「乾燥帯の国」一覧と驚きの生活の知恵

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乾燥帯の住居には、厳しい自然環境から身を守るための優れた工夫が凝らされています。砂漠気候の地域では、木材が手に入らないため泥と藁(わら)を混ぜて天日で乾かした「日干しレンガ」を使った家が多く見られます。

日干しレンガの住居には、主に次のような共通した特徴があります。

  • 厚い壁:昼間の強烈な熱気を通さず、夜間の急激な冷え込みを和らげる高い断熱性を持つ。
  • 小さな窓:強い直射日光の侵入を防ぎ、砂嵐による砂ぼこりを防ぐ。
  • 平らな屋根:雨がほとんど降らないため傾斜をつける必要がなく、夜間の物干しや涼をとるスペースとして活用される。

これに対し、ステップ気候のモンゴルでは、草を求めて移動しながら羊や馬、牛などを育てる遊牧生活が営まれてきました。そのため、木組みの骨組みに羊毛のフェルトを巻きつけた移動式住居「ゲル」(中国ではパオ)が用いられます。数時間で解体・組み立てができる構造でありながら、厳しい冬の寒風にも耐えうる機能美を備えています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。