空港に降り立って最初に直面するのが現地通貨の調達と通信環境の確保です。ここでの立ち回り次第で、旅行開始早々に数千円単位の損失を被るケースが後を絶ちません。
両替は到着階をスルーし「地下1階(B階)改札前」へ直行する
2階の到着ロビーや4階の出発ロビーに並ぶ大手商業銀行(SCBやカシコン銀行など)のブースは、一見便利ですが為替レートが非常に不利(空港レート)に設定されています。1万円の両替で数百バーツ(1,500〜2,500円程度)目減りすることも珍しくありません。
最も有利なレートで両替する鉄則は、「地下1階(B階)のエアポート・レール・リンク駅改札周辺」へ降りることです。ここには、バンコク最高峰のレートを誇る「スーパーリッチ(SuperRich オレンジ/グリーン)」や「ハッピーリッチ」「Value Plus」などの民間両替所が密集しています。各社が競合しているため市内中心部の本店とほぼ同等の優良レートが提示されており、空港内での両替はここ一択です。
ただし、地下両替所の多くは夜23時〜24時頃に営業を終了します。深夜着でどうしても現金が必要な場合は、到着ロビーのATMでクレジットカードによるキャッシング(ATM手数料220バーツが発生)を利用するか、到着階の両替所でタクシー代(千円〜2千円程度)のみを最小限両替し、翌日市内で残りを両替するのが賢明な防衛策です。
SIMカード購入カウンターとeSIMの使い分け
到着ロビー(2階)には、タイの大手通信キャリア(AIS、TRUE/DTAC)のカウンターがずらりと並んでおり、スタッフにスマートフォンとパスポートを渡せば5分程度で設定まで完了してくれます。観光客向けパッケージは8日間で約299バーツ(約1,300円)から用意されています。
もし手持ちの端末がeSIMに対応しているなら、日本出国前にオンライン(KKday、Klook、Airaloなど)でタイ用eSIMを購入・インストールしておくのが最もスマートです。物理SIMを差し替える手間がなく、飛行機がスワンナプームに着陸した瞬間にデータ通信を開通させることができます。