女性誌『Precious.jp』や『美的.com』のヘアスタイル特集でも連載上位を独占し続けているのが、手入れの手間を最小限に抑えた大人のミディアムスタイルです。なぜショートやロングではなく、鎖骨前後のミディアムレングスがこれほどまでに支持されるのでしょうか。その背景には、40代女性を取り巻くライフスタイルと毛髪構造のリアルな変化があります。
美容医療や毛髪科学のデータによると、40代を迎えると女性ホルモンの減少に伴い、毛髪の水分保持力やキューティクルの弾力が低下し、いわゆる「エイジング毛」特有のパサつきやうねりが顕著になります。この状態の髪をショートヘアにすると、寝癖がつきやすく毎朝根元から濡らして乾かし直す手間が発生します。一方でロングヘアは、ドライヤーの乾燥時間が15〜20分以上かかり、ダメージも蓄積しやすくなります。
その点、肩から鎖骨にかかるミディアムは、髪自体の重みでうねりや広がりを適度に落ち着かせつつ、ドライ時間を約7〜8分に抑えられる利便性を持っています。さらに、どうしてもセットが間に合わない日にはサッと1本に結んで外出できる柔軟性を備えていることが、多忙を極める40代にとって最大の救済策となっています。