野田聖子氏と事実婚の関係にあった政界関係者こそ、参議院議員の鶴保庸介氏である。二人の交際とパートナーシップが発覚した当時、自由民主党の若手・中堅のエース同士によるカップル誕生として永田町に激震が走った。
ふたりが選択したのは、従来の形式にとらわれない事実婚だった。野田氏が「野田」の姓を持ち続け、衆議院議員としての活動を優先するためでもあったとされる。しかし、政界という特殊な環境下でのすれ違いや、不妊治療を巡る葛藤など、一筋縄ではいかない現実に直面することとなる。2007年には関係に終止符が打たれたが、二人が歩んだ時間は当時の政界における家族観や女性議員のキャリア形成に大きな一石を投じることとなった。