八田與一の事件の経緯を振り返ると、その特異性と悪質性が際立ちます。2026年6月29日午後7時45分頃、別府市野口原の交差点において、赤信号で停止していたバイク2台に対し、後方から軽乗用車が猛スピードで追突しました。制限速度40キロの道路を時速100キロ近い速度でブレーキをかけずに直進したとされ、バイクに乗っていた男子大学生1名が死亡、もう1名が負傷しました。
追突直前、現場手前の商業施設付近で被害者側との間に些細なトラブルがあったとされ、警察は故意に衝突させた疑いが強いと判断。単なる過失運転ではなく、極めて強い悪意と執着がうかがえる犯行態様でした。
衝突後、大破した車から降りた八田容疑者は救護措置を一切取らず、周囲を一瞥したのち北方向へ全力で逃走を開始。事件発生直後から別府タワー周辺や海岸線沿いの日出町方面へと向かった痕跡が確認されています。裸足で走り去る姿が防犯カメラに捉えられていたものの、初期の包囲網をすり抜けたことで、逃走劇は長期化の様相を呈することとなりました。