教育現場や書道教室の指導員への聞き取り取材では、漢字「歌」に関して小学生・中学生・一般受験者を問わず共通する「3大つまずきポイント」が浮き彫りになっています。
指導歴20年を超える都内の書道家は次のように指摘します。「子どもたちが最も崩しやすいのは、第5画の縦画と第10画の縦ハネの長さのバランスです。上の『可』の縦棒を長く伸ばしすぎてしまうと、下の『可』が窮屈になり、全体の重心が極端に下がってしまいます」。
また、日本漢字能力検定(漢検)の対策指導員によると、書き取り試験における不合格答案の多くに「部首『欠』の左払いが長すぎて全体の骨格を破壊している」ケースが見受けられます。第13画の左払いを左下の「哥」のハネの下へ滑り込ませるような意識を持たないと、文字が横に間延びしてしまい、美観だけでなく字形の正確性という観点でも減点対象になりかねません。