トロントへのMLB進出は一朝一夕で決まったわけではありません。1970年代中盤、サンフランシスコ・ジャイアンツのトロント移転計画が浮上したものの土壇場で破談となり、地元政財界が独自のフランチャイズ獲得へと大きく舵を切ったことが、1977年のブルージェイズ創設へとつながりました。
カナダの大手ビール会社ラバット社などが中心となって設立資金を拠出し、一般公募によってオンタリオ州の州鳥であるアオカケスにちなんだ「ブルージェイズ」というチーム名が決定。1977年4月7日、雪が舞い散るエキシビション・スタジアムで行われた歴史的な開幕戦で、球団は産声をあげました。
その後、着実に力をつけたチームは、1992年と1993年にワールドシリーズ連覇を達成。アメリカ国外の球団として史上初の世界一に輝いた瞬間は、カナダ全土を熱狂の渦に巻き込み、MLBの歴史に不滅の金字塔を打ち立てました。