スマートウォッチが心拍数を管理し、AIが最適な食事を提案する時代。そんなデジタルヘルスケアの対極にあるようなアナログで肉体的な挑戦が、いま若者を中心に支持を集めている。毎朝のルーティンに組み込まれたのは、優雅なヨガでも静かな瞑想でもない。息を切らし、関節を限界まで伸ばすアクロバティックな体操だ。
ブームの火付け役となったのは、都内のIT企業が朝礼に導入した様子を映した一本の動画だった。スーツ姿の社員たちが一斉にバク転や人間離れしたブリッジを試みる姿は、瞬く間に数百万回再生を記録。これが単なる一過性のネタにとどまらず、本格的なムーブメントへと発展していった。