コストコで販売されている水には、主にアメリカから輸入される「カークランドシグネチャー ピュリファイドウォーター」「カークランドシグネチャー スプリングウォーター」、そして日本国内で採水・ボトリングされている「自然の恵み 富士山麓の四季の水」という3つの主軸が存在します。安全性を見極めるには、それぞれの製造工程と成分の違いを正しく把握することが欠かせません。
まず、最も流通量が多く価格破壊の象徴となっているピュリファイドウォーター 成分ですが、これは天然の鉱泉水ではなく「水道水や地下水を高度にろ過した精製水」です。具体的には、孔の大きさが0.1ナノメートル(1ナノメートルは1ミリの100万分の1)という超微細な「逆浸透膜(RO膜)」を用いて原水から細菌、ウイルス、重金属、放射性物質、微小有機物を99%以上除去します。その無菌・無味に近い純水に、まろやかな喉越しを与える目的で塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸マグネシウムといった食品添加物グレードのミネラルを微量だけ人工的に添加しています。
定期的に行われているコストコ水 水質検査 結果および日本の検疫所による食品衛生法に基づく命令検査・モニタリング検査の記録を確認すると、鉛、水銀、ヒ素などの重金属はいずれも検出限界値未満、一般細菌・大腸菌群も陰性で合格しています。
また、地下水汚染や化学肥料の使用に伴って消費者が最も不安視するコストコ水 硝酸態窒素 検出の有無についても、公的基準値である10mg/L以下をはるかに下回る安全圏で推移しています。RO膜ろ過は水銀やヒ素だけでなく硝酸態窒素の分子も強力に捕捉・排斥するため、天然の湧水をそのままボトリングした一部の無殺菌天然水よりも、精製水の方が化学的純度は高い数値を示しています。
一方、国産銘柄であるコストコ 水 富士山麓の四季の水は、山梨県や静岡県にまたがる富士山の玄武岩地層で数十年の歳月をかけて磨かれた「深井戸水(ナチュラルミネラルウォーター)」です。日本の食品衛生法に基づく厳格な加熱殺菌工程を経ており、自然由来のバナジウムを含有しつつ、水質基準項目を完全に満たした極めて高品質な軟水に仕上がっています。