選挙期間中、インターネット上では様々な情報が飛び交いますが、東京21区に関しては有権者の誤認を生みやすい盲点がいくつか存在します。投票所で戸惑わないためにも、正しい事実関係を把握しておく必要があります。
まず代表的な誤解が、「八王子市民全員が東京21区に投票できる」という勘違いです。現在の選挙区割において、八王子市の中心部や大部分は東京24区に属しており、東京21区に該当するのは由木地区など東部の一部地域に限られます。同じ市内であっても、居住する町丁目によって投票用紙に記載する候補者名が全く異なるため、事前の選挙公報や自治体からの案内確認が不可欠です。
また、「野党共闘によって票が単純に足し算される」という見方も実態とは乖離しています。共産党や社民党の支持層と、連合東京を中心とする民間労組の支持層との間には、安全保障やエネルギー政策を巡る温度差が存在します。統一候補を立てたとしても、一部の保守的労働者票が与党や第三極へ流出する現象が過去のデータでも確認されており、現場の力学は数字の足し算ほど単純ではありません。