教育の場だけではない。生活に直結する支援も、この数年で劇的な変化を遂げた。全国の学校や公共施設のトイレに設置された、スマートデバイスによる生理用品の無料ディスペンサー。かつて社会問題として大きく報じられた「生理の貧困」は、テクノロジーと企業の協賛によって解決の糸口を見出しつつある。
専用アプリをかざすだけで、誰にも知られずに必要なものを受け取れる。この仕組みは、当事者である少女たちの尊厳を守るだけでなく、欠席率の低下にも寄与しているという。タブー視されがちだった生理というテーマが、社会全体で支えるべき「当たり前のインフラ」へとアップデートされた証拠だ。