現地を訪れた旅行者がまず直面する選択肢が、2012年開業の「本館」と、2016年に増設された「別館(アネックス)」のどちらを予約すべきかという問題です。両館は連絡通路で結ばれているものの、建物の設計思想や客室レイアウト、共用施設の利用権限において明確な格差が設けられています。
最も注意を払うべきは、最上階に設置された「展望大浴場」の利用制限です。別館のルームキーを所持している宿泊者は、別館11階の大浴場と本館10階の大浴場の両方を湯巡りのように利用できます。対して、本館宿泊者のカードキーでは別館エレベーターおよび別館大浴場のセキュリティを解除できません。施設の新しさやスタイリッシュなモダンリゾートの雰囲気を味わいたい場合、別館一択となるのが実状です。
客室の質感に関しても差異が見られます。本館は木目調を取り入れた温かみのあるクラシックな装いですが、テレビサイズやコンセントの配置などに若干の年季を感じる場面があります。一方、別館は全室禁煙で統一され、素足でくつろげるフローリングフロアや、海風を心地よく受け止める広々としたバルコニーが設計されているため、滞在の快適度で一歩リードしています。