内田有紀のビジュアル史を語る上で欠かせないのが、1990年代前半の爆発的なグラビア展開と、2000年に発表された写真集『YOPPY』の存在です。1993年に「ユニチカ水着キャンペーンガール」に選出された彼女は、小麦色の引き締まった肉体と健康的なビキニ姿で世の男性のみならず同世代の女性をも虜にしました。
当時の写真集『YUKISS』(1994年)や『有紀と月と太陽と』(1995年)で見せた水着姿は、爽やかさと躍動感に満ちた健康的エロティシズムの極致でした。しかし、20代半ばを迎えてリリースされた写真集『YOPPY』では、これまでのアイドル路線から一線を画す劇的なアプローチが試みられます。
同作では、背中を大胆に見せたバックショットや、シーツを巧みに使ってボディラインの美しさを際立たせる芸術的なセミヌード風カットが収録されました。性的な消費を目的としたものではなく、大人の女性としての陰影や凛とした美しさを表現したアート作品でしたが、当時のメディアやファンの間では「内田有紀がついに脱いだのか」と大きなセンセーションを巻き起こしました。この作品の強烈なインパクトが、後年のヌード疑惑に結びつく直接的な引き金となっています。