アパ元谷外志雄の現在と総資産|病気説の真相と息子への事業承継

アパ元谷外志雄の現在と総資産|病気説の真相と息子への事業承継

アパ元谷外志雄の現在と総資産|病気説の真相と息子への事業承継の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

元谷外志雄氏を理解する上で外せないのが、アパホテル創業理由と、ペンネーム藤誠志(ふじ せいし)としての言論活動です。

石川県小松高等学校を卒業後、小松信用金庫に勤務していた元谷氏は、融資担当として数多くの企業の盛衰を目の当たりにしました。その中で「土地を活用し、人が集まる箱モノを創り、キャッシュフローを生み出す事業こそが最も堅実である」という確信を抱きます。1971年、28歳で信金開発株式会社(現在のアパ株式会社)を立ち上げ、建売住宅からマンション分譲、そして都市型ビジネスホテルへと業態を進化させました。「Always Pleasant Amenity(いつも気持ちの良い空間)」の頭文字を取った「APA」の名称には、高度経済成長期の住宅難と移動需要を見抜いた実業家としての慧眼が込められています。

一方で、同氏のもう一つの顔が「藤誠志」名義での執筆活動です。客室に備え付けられた言論書籍や、かつて社会的な議論を巻き起こした懸賞論文問題(いわゆる田母神論文問題)など、保守的な歴史観や国防論を堂々と主張する姿勢は、一般的な企業経営者の枠を大きく逸脱しています。ビジネスと政治的主張を同居させる姿勢には賛否両論が存在しますが、現場の宿泊客やビジネスパーソンからは「思想の是非は別として、客室の機能性や合理的動線は日本一」「経営者の顔と信念が見える珍しい企業」という評価を獲得し、熱狂的なリピーター層を生み出すブランディングへと昇華されています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。