規制強化前の2010年代半ば、ペットショップ等におけるコツメカワウソの販売価格相場は60万〜100万円前後で推移していました。しかし、商業目的の輸入が完全にストップした現在、国内に流通する個体数は激減しています。
2026年現在、適法な国内繁殖によって誕生した正規個体の実勢価格は、1頭あたり150万円〜300万円超という超高額水準に達しています。ブリーダーの数が極めて少ないうえ、カワウソの人工繁殖は交尾の相性や育児放棄のリスクが高く、繁殖成功率が決して高くないことが価格高騰の主因です。
正規の入手ルートは、環境省の第一種動物取扱業を取得し、種の保存法に基づき登録管理を徹底している信頼できる専門ブリーダーからの直接購入にほぼ限定されます。流通量が圧倒的に不足しているため、購入希望を出しても数か月から1年以上の待機期間が発生することが日常茶飯事となっています。