眞子さんの渡米後、最も大きな関心を集めたのが「メトロポリタン美術館(MET)への正式就職」を巡る報道でした。国際基督教大学(ICU)で美術・文化財研究を専攻し、英エディンバラ大学への留学、英レスター大学大学院での博物館学修士号取得、さらには東京大学総合研究博物館の特任研究員を長年務めたキャリアを持つ眞子さんにとって、美術界での活動はライフワークといえます。
一部で報じられた「年収1500万円での学芸員就職」という話の実態は、正規の職員採用ではなく、「無給のボランティア・客員キュレーターとしての協力関係」でした。2022年にはMETのウェブサイト上で、鎌倉時代の僧侶・一遍を描いた絵巻画に関する解説文書を執筆した実績が確認されています。しかし、美術館関係者の証言や米国ビザの規定(就労制限のある配偶者ビザ等の法的ステータス)を鑑みても、恒久的なフルタイム職員として雇用されていたわけではありません。
現在の眞子さんは、大々的な表舞台に立つ学芸員業務からは距離を置きつつ、日米の文化交流や日本美術に関する知見を活かしたパーソナルな調査・研究活動を水面下で継続していると見られます。公的な組織にフルタイムで属することによるメディアの過熱を避け、静かに自らの専門性を深める道を選んでいるのが実情です。