現在の空模様の背後には、最新鋭の宇宙インフラが控えている。東経128.2度の上空約3万6000キロから半島を見下ろす静止軌道気象衛星「千里眼2A号(GEO-KOMPSAT-2A)」は、黄海から東へと流れる微細な雲の筋を10分間隔で地上へ送り続けている。この高解像度データが、急激な大気変動の早期察知を可能にした。
大韓民国気象庁の統合予報システムは、山岳地帯が国土の約7割を占める険しい地形と大陸性気団の衝突を緻密にシミュレーションしている。特に季節の変わり目に見られる突発的な突風や局所的な霧は、日本の天気予報の感覚では捉えきれないタイムラグを生む。衛星画像が示す通り、黄海上に目立った雨雲の塊はなく、今日いっぱいは全土で安定した移動性高気圧の恩恵を享受できそうだ。