『ポンキッキーズ』の歴史において、今なお伝説として語り継がれるユニットが「シスターラビッツ」だ。ピンクとグレーのウサギの着ぐるみを着て、疾走感あふれるサウンドに合わせて激しいダンスを繰り広げる姿は、当時の子供向け番組の常識を鮮やかに覆した。
このユニット結成の裏には、番組制作陣が意図した「子どもの目線を惹きつけるポップなビジュアルと、本物のストリートダンスの融合」という緻密な計算があったとされる。衣装の内部は熱がこもりやすく、激しい動きを維持するのは容易ではなかったはずだが、安室奈美恵は一切の妥協を見せず、カメラの前で常に完璧なパフォーマンスを披露し続けた。現場のスタッフや関係者が一様に驚嘆したというそのプロ意識の高さこそ、伝説の始まりだったと言えよう。