佐々木成三(ささき なるみ)氏は1976年11月13日生まれ、岩手県一関市出身です。高校卒業後の1995年に埼玉県警察官を拝命し、交番勤務からキャリアをスタートさせました。機動隊や自動車警ら隊での過酷な現場勤務を経て刑事課へ配属され、警察組織の花形であり最も過酷な現場とされる埼玉県警察本部刑事部捜査第一課へと抜擢されます。
捜査一課時代には、殺人・強盗殺人・誘拐・立てこもりなど、社会を震撼させた数多くの重要凶悪事件の捜査に従事。被疑者の取り調べや現場鑑識において卓越した手腕を発揮し、警察庁長官賞をはじめとする多数の表彰(計約40回)を受賞するなど、まさに現場のトップランナーとして活躍しました。
特筆すべきは、2000年代以降のIT技術の急速な発展に伴い、警察組織内でいち早くサイバー証拠の重要性に着目した点です。佐々木氏は、PCやスマートフォン、防犯カメラ映像などの電磁的記録を解析・保全する「デジタルフォレンジック」の専門部隊として、埼玉県警内に新設されたデジタル捜査班の初代班長に就任。サイバー技術と従来の足を使った地道な刑事捜査を融合させた「ハイブリッド捜査」を確立し、警察庁や全国警察本部からも高い評価を受けることとなりました。