Q1:検食と保存食では、採取するタイミングや目的にどのような違いがありますか?
A1:検食は「事故の未然防止」を目的に、児童生徒が食べる30分前までに調理済みの完成品を管理職が試食・検査するものです。一方、保存食は「事故発生時の原因究明」を目的に、原材料および調理済み食品をそれぞれ50gずつ清潔な袋に密閉採取し、-20℃以下の冷凍庫で2週間以上保管するものです。
Q2:調理従事者が家族に感染胃腸炎(ノロウイルス等)を発症した人がいる場合、出勤できますか?
A2:原則として調理作業に直接従事することは禁止されます。本人が無症状であってもウイルスを家庭内で保菌している可能性(不顕性感染)が高いため、検便検査による陰性確認ができるまで作業から外れるか、二次汚染の危険がない代替業務に就くことが基準上求められています。
Q3:給食調理場における中心温度計の校正(メンテナンス)はどのくらいの頻度で行うべきですか?
A3:中心温度計は給食の安全を左右する精密機器であるため、定期的な校正が不可欠です。現場では始業前の氷水(0℃点)および沸騰水(100℃点)による日常的な簡易点検に加え、定期的に標準温度計との比較校正を実施することが望まれています。温度計の狂いは重大な加熱不足を見逃す原因となります。