フードを描く上で最も重要なのが、「下ろしている時」と「被っている時」で力の加わり方が180度変わるという点です。それぞれの状態における構造的特徴を正しく把握しましょう。
フードを下ろした状態:横顔と後ろ姿で差がつくシルエット
フードを下ろした状態の描き方では、布の重なりが主役になります。首の後ろに布が折り畳まれて溜まるため、正面から見ると首の両脇にエリのようなボリュームが見え、横から見ると首の後ろに三角形の山ができます。
特にフードの横顔描き方においては、首の根元から肩甲骨にかけてのなだらかなスロープに布が「乗っている」感覚を描くことが重要です。また、フードの後ろ姿描き方では、中央の縫い目(シームライン)を一本走らせることで、布が左右に分かれて落ちていく自然な立体感を表現できます。
フードを被った状態:テンションラインと空間の作り方
一方、フードを被る描き方では、頭頂部から顎下・鎖骨にかけて放射状に伸びる引っ張りシワ(テンションライン)が発生します。頭の形そのままに描くのではなく、頭頂部と側頭部の間に「指1〜2本分の空気の層」を意識してアタリを取るのが失敗を防ぐコツです。