ネットコミュニティの一部では今なお、「コンビ解散の引き金はどちらかの結婚や金銭トラブルだったのではないか」という穿った見方が書き込まれることがあります。しかし、当時の関係者証言や本人が後に語った手記を精査すると、ブリリアン 解散理由の核心はまったく別の地点にありました。
二人の関係性に生じていたのは、憎しみ合うような不仲ではなく「表現者としてのスタンスとエネルギーのベクトル差」でした。もともと美容やモデル業、役者志向が強かった相方のダイキさんに対し、コージさんは根底に体育会系特有の泥臭さと肉体性を宿していました。急激な大ブレイクによってコンビとしての基礎固めをスキップしてしまった焦燥感、そして「このまま誰かの引き立て役で人生を終えてよいのか」というコージさんの内面的な葛藤が、30歳という節目を境に顕在化したのです。
当時のインタビューでコージさんは、「自分の中にあったアメフトへの未練、本気でスポーツに向き合いたいという熱量を押し殺せなくなった」と述懐しています。解散を決断した際、二人は徹底的に話し合い、互いの進む道を尊重する形で契約を終了しました。解散後にダイキさんが舞台やドラマで着実にステップアップし、コージさんがフィールドで泥にまみれる姿を見て、ファンコミュニティからは「不協和音を放置せず、互いの尊厳を守るための前向きな決断だった」と再評価する声が多数を占めています。