一口に生乳と言っても、牛の種類によって風味や成分は劇的に変化する。多くの大規模酪農が効率を重視して単一種の飼育に偏りがちな中で、ここでは異なる個性を極限まで引き出す独自の飼育方法が貫かれてきた。
白黒の模様でおなじみのホルスタイン種は、すっきりとした爽快な飲み口を支えるベースとなる。一方で、濃厚なコクと深い味わいをもたらすブラウンスイス種、そしてリッチな乳脂質と甘みが特徴のジャージー種。これらを緻密なバランスでブレンド、あるいはそれぞれの個性を活かした単一品種製品として展開する手法が、消費者の舌を唸らせ続けている。