多種多様な白ペンの中から、現在の自身の作風や作業環境に最も適した1本を選び出すための客観的な判断基準を策定しました。
白ペン導入をおすすめできる人の条件
- コピックや透明水彩の仕上げにメリハリが欲しい人:デジタルソフトの「覆い焼き(発光)」に匹敵するピンポイントの高輝度ハイライトをアナログで再現したい場合に不可欠です。
- 瞳の描き込みで密度を上げたい人:0.4mmクラスの極細白ペンを導入することで、作画サイズが小さくてもプロレベルの精緻な瞳を表現できます。
- 黒や濃色を多用するダークトーンの作風:下地との明度差が大きいほど白ペンの効果は劇的になり、画面全体のドラマチックな演出が可能になります。
白ペンの使用に慎重になるべき・代替手段を検討すべき人の条件
- 水彩画特有の淡い階調や滲みを主体とする作風:不透明な白ペンは存在感が強すぎるため、絵全体の柔らかな空気感を破壊してしまう恐れがあります。この場合は、マスキングインクで塗り残す手法や、薄めたチャイニーズホワイトの筆塗りが適しています。
- 広範囲のホワイトアウトや激しい飛沫(スパッタリング)を行いたい人:ペンタイプではインク供給量が追いつかずムラになるため、開口部の広いボトル入りコミック用ホワイト(ドクターマーチン ブリードプルーフホワイト等)と面相筆・歯ブラシを使用すべきです。