闇雲にデータを消去するのではなく、どの手段がどれほどの削減効果を持ち、どんなリスクを伴うのかを理解しておくことが不可欠です。主要な容量削減アプローチの費用対効果と実効性を下表にまとめました。
日本国内で特にストレージ肥大の元凶になりやすいのがLINEアプリです。毎日送受信されるスタンプ、画像、動画のキャッシュが蓄積すると、LINE単体で10GBを超越しているケースが珍しくありません。
LINEのキャッシュ削除は非常に安全です。LINEアプリ内の「設定(歯車マーク)」>「トークのバックアップ・復元」の下部などにある「データの削除」から「キャッシュ」のみを選択して削除します。この操作によって写真や動画、テキストメッセージのやり取りが消去されることはなく、純粋な読み込み用一時ファイルだけが安全に消去されます(※「すべてのトーク履歴を削除」と間違えないよう注意してください)。
また、巨大なソーシャルゲームや大容量ツールアプリを抱えている場合は、「非使用のAppを取り除く」機能が極めて有効です。「設定」>「App Store」内で自動設定をオンにしておくか、「iPhoneストレージ」の一覧から個別のアプリを選んで手動実行できます。この機能の特筆すべき点は、アプリ本体(実行プログラム)だけを削除し、アカウント情報やセーブデータ、書類などの内部設定データは端末にそのまま保存される点にあります。再び遊びたくなった際はホーム画面の雲アイコンをタップするだけで、元のデータ状態から即座に再開可能です。