天然素材のダンスはなぜ社会現象に?過酷レッスンとナイナイ脱退の真相

天然素材のダンスはなぜ社会現象に?過酷レッスンとナイナイ脱退の真相

天然素材のダンスはなぜ社会現象に?過酷レッスンとナイナイ脱退の真相についての真相をお届けします。

「吉本印天然素材」が結成されたのは1991年9月のことでした。当時、吉本興業は大阪で頭角を現していた若手芸人たちを集め、東京・神保町にオープンした小劇場「よしもと銀座7丁目劇場」の前身となる拠点や日本テレビの深夜番組を通じて、東京市場の本格開拓を狙っていました。

選抜されたのは、雨上がり決死隊、ナインティナイン、FUJIWARA、バッファロー吾郎、チュパチャプス、へびいちごの6組(計12名)です。

彼らに課されたのは、単なるコントや漫才ではなく「バックダンサー顔負けの本格的なダンスパフォーマンス」でした。当時の若者カルチャーであったジュリアナ東京ブームやエイベックス系ユーロビートの台頭を背景に、揃いのタイトな衣装で激しく踊る彼らの姿は、女子中高生を中心に爆発的な支持を獲得します。吉本天然素材の当時の人気と評判は凄まじく、劇場前には出待ちのファンが数千人規模で押し寄せ、写真集やCDは飛ぶように売れ、1990年代半ばには日本武道館公演や全国ツアーを成功させるまでの巨大ムーブメントへと発展しました。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。