事件の発端となったのは、足立区鹿浜の一角にある集合住宅からの通報でした。「異臭がする」「住人と連絡が取れない」といった近隣住民や関係者からの連絡を受け、駆けつけた警察官が室内へ立ち入ったところ、倒れて動かなくなっている被害者を発見。現場検証の結果、遺体には外傷が確認され、警視庁は直ちに殺人事件として捜査本部を設置しました。
現場となった鹿浜エリアは、荒川や新芝川に近く、町工場とアパート、戸建て住宅が混在する下町の落ち着いた地域です。夜間は人通りが少なく静まり返る場所でもあり、事件当夜も大きな物音や悲鳴などをはっきりと聞き取った住民は少なかったとされています。突如として規制線が張られ、鑑識車両が慌ただしく行き交う光景に、近隣住民は強い不安と恐怖に包まれました。