地域による呼び名の壁を広く世に知らしめた立役者は、テレビメディアに他ならない。人気バラエティ番組『秘密のケンミンSHOW』では、定期的にこのテーマが取り上げられ、スタジオ出演者たちが自らの地元の呼び名を主張して爆笑を誘う。他県の呼び名を知った視聴者が驚き、SNS上でトレンド入りを果たす光景はお馴染みとなった。
さらに決定打となったのが、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』である。ヒロインが京都で「回転焼き」の店を開き、心を込めて焼く姿が全国に放送されると、視聴者はその呼び名が持つ情緒や歴史に魅了された。放送後もNHKプラスやTVerなどの見逃し配信を通じて若年層へ波及し、呼び名を通じた地域文化への関心はかつてない高まりを見せている。