ネット上の情報掲示板やSNSでは、MELODIA Tokyoに関して時折事実と異なる情報や誤解が散見されます。読者が現地で戸惑わないよう、記者の検証に基づき誤解を是正します。
第1の誤解は「バーだから大音量のロックバンドは演奏できないのではないか」という先入観です。実際には生ドラムとベースアンプ、ギターアンプが完備されており、フルバンド編成のライブにも完全対応しています。ただし、スタジアム級の轟音を鳴らすメタルやハードコアではなく、ダイナミクスを重視したポップス、ロック、フュージョンなどの演奏でこそ、同店の機材性能が最大限に発揮されます。
第2の盲点は荷物置き場に関する問題です。先述の通り、会場フロア内には個人用のコインロッカーが常設されていません。満員に近い人気公演では座席の下に荷物を置くスペースも限られるため、遠征組や仕事帰りの来場者は「新宿駅」や「中野坂上駅」構内のコインロッカーにスーツケースや大型リュックを預けてから来場することが鉄則となります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
音楽体験の価値を最大化するために、自身の目的と会場の特性が合致しているかを見極める必要があります。音楽社会学やライブ空間の心理的距離(プログゼミクス)の観点から、適性を分類しました。
【向いている人・おすすめできる条件】
- 演者の息遣いや感情の機微を、目と鼻の先で余すところなく体感したい鑑賞者
- 雑多で殺伐としたライブハウスが苦手で、清潔で落ち着いたバーの雰囲気を好む人
- アコースティックやポップス、歌モノを中心に、音抜けの良いクリアなサウンドで勝負したいアーティスト
- ワンマンライブやファンイベントで、観客一人ひとりと丁寧なコミュニケーションを取りたい表現者
【慎重に検討すべき人・おすすめできない条件】
- モッシュやダイブなど、激しい身体的接触を伴うフロアアクションを期待している人
- 大型キャリーケースなどを持ち込み、広大なクロークや個人ロッカーを必須とする遠征者
- 100名以上の動員を前提とした大規模な動員規模を想定している主催者