本作の最大の推進力となったのが、片岡4兄弟を演じた俳優陣の絶妙な掛け合いとキャラクター造形です。
長男の片岡亘(堺雅人)は、背景画を担当する温厚なまとめ役。常に笑顔を絶やさず兄弟の調和を保つ一方で、過去に負った深い心の傷を内に秘めている難しい役どころを、堺雅人が圧倒的な表現力と柔らかな佇まいで演じきりました。次男の片岡修(池田鉄洋)は、キャラクターデザインと作画を担当する劇画志向の芸術家肌。強面ながら極度のツンデレという愛すべきキャラクターで、物語のギャグシーンを一手に担いました。
三男の片岡智(要潤)は、対外的な営業やプロデュースを担当するプレイボーイ。スマートな振る舞いの裏に繊細さを隠し持つ役柄を好演しました。そして四男の片岡陽(本郷奏多)は、物語のプロットや色彩構成を手掛ける天才肌の高校生。当時まだ10代だった本郷奏多が、思春期特有の反抗心と兄たちへの甘えを繊細に演じ分け、視聴者から絶大な支持を集めました。
さらに編集長役の真矢みきや寺島進、神保悟志といった重厚な脇役陣が画面を引き締め、質の高いコメディ作品として完成度を高めました。